今週のセクター 2026年10月 第1週
東証のNEXT FUNDS 17本の、この週の値動きの大きさを並べた図です。数値は載せていません。
上がったのは鉄鋼・非鉄、電機・精密、機械です。米国の半導体大手マイクロン・テクノロジーの決算をきっかけに、AI・半導体に関わる会社が買われ、1日には日経平均が大きく上げました。電機・精密には半導体の製造装置や電子部品の会社が、鉄鋼・非鉄にはデータセンター向けの電線や半導体の材料を作る会社が入っています。2日も、株式分割を発表した三井金属が買われ、非鉄金属が業種別の上昇率で首位でした。
下がったのはエネルギー資源、医薬品、不動産で、17業種のうち12業種が下げました。1日は半導体関連に買いが集まる一方で、石油・石炭製品や銀行業、保険業が売られています。
今週は、9月29日が3月決算の会社の中間配当の権利落ち日でした。配当の多い会社が多い業種ほど、配当の分だけ値段が下がりやすい日で、今週の下げにはその分も含まれています。ETFの場合、受け取った配当は、あとで分配金として持っている人に支払われます。
1日に発表された日銀短観では、全規模・全産業の業況判断が高い水準となり、AI需要を背景にした製造業の底堅さが確かめられました。原油は、2日にG7が石油備蓄を4カ月で1億バレル協調して放出することを決め、米国の原油先物が下げています。
来週は、6日の植田和男日銀総裁の発言に注目が集まっています。米国の10年国債の利回りは5.2%台と高い水準が続いていて、日米の金利の動きは、銀行や不動産のように金利に敏感な業種に効きやすい材料です。きっかけごとの業種の並びは、順路のページにまとめています。
この週の業種を、米国のセクターで見ると
このサイトでは、東証の17業種(TOPIX-17)のそれぞれに、中身の近い米国のセクターETFを対応させています。 この週に上がった業種と下がった業種を、米国のセクターに置きかえると、次のようになります。 米国の同じセクターのチャートと見比べると、その業種の動きが日本だけのものだったのか、米国でも同じ向きだったのかを確かめられます。
◎は中身がほぼ同じ、○はおおむね対応、△は名前は同じでも中身が違う組み合わせです(対応表と同じ印)。- ↑1位 鉄鋼・非鉄(1623):米国では素材(XLB・VAW)。 対応の近さは△(名前は同じでも中身が違う)。上位は電線、XLBは化学中心。
- ↑2位 電機・精密(1625):米国では情報技術(XLK・VGT)。 対応の近さは△(名前は同じでも中身が違う)。XLKの日本版ではない。
- ↑3位 機械(1624):米国では資本財(XLI・VIS)。 対応の近さは○(おおむね対応)。
- ↓1位 エネルギー資源(1618):米国ではエネルギー(XLE・VDE)。 対応の近さは◎(中身がほぼ同じ)。
- ↓2位 医薬品(1621):米国ではヘルスケア(XLV・VHT)。 対応の近さは△(名前は同じでも中身が違う)。XLVは機器・保険を含む。
- ↓3位 不動産(1633):米国では不動産(XLRE・VNQ)。 対応の近さは△(名前は同じでも中身が違う)。開発会社 vs REIT。
△の業種は、日本と米国で中に入っている会社の顔ぶれが違うので、同じセクターでも動きがずれることがあります。 業種ごとのくわしい違いは、それぞれの業種のページと対応表にまとめています。
このページの順位について
順位は、東証のNEXT FUNDS 17本(1617〜1633)の、この週の値動きの大きさの順です。何%動いたか(騰落率)は載せていません。 上がった業種・下がった業種は、その週に起きたことの記録で、次の週の動きを示すものではありません。
1位のETFはTradingViewで、2位・3位はこのサイトのETFのページでチャートを見られます。
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