このページにはプロモーション(アフィリエイトリンク)が含まれます。

1629 商社・卸売

五大商社。分類上は資本財(XLI)だが、利益は資源価格で動くのでXLEに近い動きをすることが多い。

米国の対応セクター
資本財(XLI)
対応の度合い
△ 名前は同じでも中身が違う/実態はXLEに近い
東証のETF
NEXT FUNDS 商社・卸売(TOPIX-17)上場投信(野村アセットマネジメント)
米国のETF
XLI / VIS
出典
EDINET 有価証券届出書

このセクターの見方

TOPIX-17(東証の業種の分け方)の商社・卸売は、東証33業種の「卸売業」だけでできた業種です。三菱商事(8058)・三井物産(8031)・伊藤忠商事(8001)・丸紅(8002)・住友商事(8053)の総合商社が中心です。

総合商社は、資源の権益(鉱山やガス田への出資)から大きな利益を得ているので、原油や金属の値段が上がる局面や、資源高が残る後退初期の局面で強くなりやすい業種です。海外で稼ぐ割合が大きく、円安の局面でも円で見た利益が増えやすくなります。

総合商社が資源の値段で動く理由を、例で見てみます。鉄鉱石の鉱山に出資している商社は、鉱山があげたもうけのうち、出資した割合に応じた分を自分の利益として受け取ります。鉄鉱石や銅、天然ガスの値段が上がれば鉱山のもうけが増え、商社の利益も増えます。ただし総合商社は、コンビニや食品、機械の販売など資源以外の事業も大きく、伊藤忠商事のように資源以外の比率が高い会社もあります。会社によって、資源の値段への反応の強さが違います。

総合商社の利益が、資源の権益と資源以外の事業の2つから来ることを示す図 左の資源の権益(鉱山やガス田への出資)からのもうけは資源の値段で動き、右の資源以外の事業(コンビニや食品、機械の販売など)からのもうけと合わさって、総合商社の利益になります。2つの割合は会社によって違います。 資源の権益鉱山・ガス田への出資。資源の値段でもうけが動く資源以外の事業コンビニ・食品機械の販売など総合商社の利益三菱商事・三井物産伊藤忠商事・丸紅・住友商事2つの割合は会社によって違い、資源の値段への反応の強さも変わります
イメージ図です。値動きの予想ではありません。

「卸売業」の分類には、キャラクターのサンリオ(8136)や、工場向けの部品のミスミグループ本社(9962)のような会社も入っています。米国では資本財(XLI)に分類されますが、動きはエネルギー(XLE)に近いことが多い業種です。

表は、三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・丸紅・住友商事の5社が上位5位までを占め、6位に豊田通商(8015)が続きます。7位以下はサンリオやミスミグループ本社のほか、双日(2768)、医薬品の卸のメディパルホールディングス(7459)、電子部品の商社のマクニカホールディングス(3132)、業務スーパーの神戸物産(3038)と、事業の中身が大きく違う会社が並びます。

順路では、原油が上がるときと後退初期に、エネルギー資源(1618)・鉄鋼・非鉄(1623)と一緒に出てきます。原油が上がる順路の説明にあるとおり、分類上は米国の資本財(XLI)ですが、この局面ではXLEと一緒に動くものとして扱っています。米国側の順路にXLIではなくXLEとXLBを置いているのは、そのためです。

東証で商社をまとめて持てるのは1629と、総合商社に資源やエネルギーの会社を加えた609Aです。米国の11セクターには総合商社だけを集めた業種がないので、米国と比べるときはエネルギーと資本財の2つのページを見比べる形になります。

中の会社

NEXT FUNDS 商社・卸売(TOPIX-17)上場投信(1629)の組入銘柄のうち、比率の大きい20社です。 すべて卸売業の会社です。

コード会社名業種内の比率
8058三菱商事21.90%
8031三井物産17.78%
8001伊藤忠商事16.92%
8002丸紅10.14%
8053住友商事9.78%
8015豊田通商4.86%
8136サンリオ1.52%
9962ミスミグループ本社1.41%
2768双日1.31%
7459メディパルホールディングス0.77%
3132マクニカホールディングス0.62%
3038神戸物産0.61%
2784アルフレッサ ホールディングス0.56%
8012長瀬産業0.53%
8088岩谷産業0.52%
8020兼松0.46%
9987スズケン0.45%
8060キヤノンマーケティングジャパン0.43%
9934因幡電機産業0.38%
8078阪和興業0.37%

出典:EDINET(金融庁)NEXT FUNDS 商社・卸売(TOPIX-17)上場投信 有価証券報告書(2026年7月15日現在)をもとに sectormap.jp が作成(業種は EDINET のコードリストの提出者業種)

最新の組入銘柄は運用会社のページで見られます(NEXT FUNDS 組入全銘柄情報) →

この業種に投資できるほかのETF

609A は総合商社が中心ですが、資源やエネルギーの会社も含みます。

ETFの一覧を見る →

チャートで見る

下の図は記事用に撮った週足の比較チャート(2026年9月時点)です。いまのチャートは TradingView で見てください。

1629(商社・卸売)とXLI(米国・資本財)・XLE(米国・エネルギー)の週足比較(2026年9月)
1629(商社・卸売)とXLI(米国・資本財)・XLE(米国・エネルギー)の週足比較(2026年9月)

この業種が出てくる順路

関連する質問

毎週日曜に、今週のセクターをメールで届けます

その週に強かった業種・弱かった業種と、そのきっかけをまとめて届けます。登録は無料で、いつでも解除できます。