TOPIX-17の17業種は、東証33業種を似た性格ごとにまとめたものです。33業種の一つひとつは、17業種のどれか1つにだけ入ります。ニュースで「業種別騰落率」として出てくる33業種の名前から、このサイトの17業種(と、対応するETFの1617〜1633)を引けるように、表にしました。
33業種と17業種の対応表
| TOPIX-17(ETFのコード) | 入っている東証33業種 |
|---|---|
| 食品(1617) | 水産・農林業、食料品 |
| エネルギー資源(1618) | 鉱業、石油・石炭製品 |
| 建設・資材(1619) | 建設業、ガラス・土石製品、金属製品 |
| 素材・化学(1620) | 繊維製品、パルプ・紙、化学 |
| 医薬品(1621) | 医薬品 |
| 自動車・輸送機(1622) | ゴム製品、輸送用機器 |
| 鉄鋼・非鉄(1623) | 鉄鋼、非鉄金属 |
| 機械(1624) | 機械 |
| 電機・精密(1625) | 電気機器、精密機器 |
| 情報通信・サービスその他(1626) | その他製品、情報・通信業、サービス業 |
| 電力・ガス(1627) | 電気・ガス業 |
| 運輸・物流(1628) | 陸運業、海運業、空運業、倉庫・運輸関連業 |
| 商社・卸売(1629) | 卸売業 |
| 小売(1630) | 小売業 |
| 銀行(1631) | 銀行業 |
| 金融(除く銀行)(1632) | 「証券、商品先物取引業」、保険業、その他金融業 |
| 不動産(1633) | 不動産業 |
出典:JPX総研の TOPIX-17 シリーズの業種区分(東証33業種をまとめたもの)。17業種のうち、33業種を1つしか含まないのは医薬品、機械、電力・ガス、商社・卸売、小売、銀行、不動産の7業種です。
33業種の1つがそのまま17業種の1つになっている業種は、ニュースの33業種の騰落率と、17業種のETFの動きがほぼ重なります。たとえば東証には、33業種の「銀行業」に連動するETFの1615もあり、中身は1631(銀行)とほぼ同じ会社の集まりです。
名前だけでは分かりにくい組み合わせ
いくつかの組み合わせは、名前から想像するのと違う箱に入ります。
- ゴム製品は「自動車・輸送機」に入ります。 タイヤの会社が、自動車の部品の仲間として扱われるからです。1622の上位には、トヨタ自動車(7203)や本田技研工業(7267)と並んで、ブリヂストン(5108)が入っています
- 金属製品は「建設・資材」に入ります。 「鉄鋼・非鉄」ではありません。サッシや建材のように、建物に使う製品を作る会社が多いからです
- その他製品は「情報通信・サービスその他」に入ります。 任天堂(7974)は33業種では「その他製品」なので、17業種では情報通信やサービスの会社と同じ箱です
- 海運業は「運輸・物流」に入ります。 日本郵船(9101)や商船三井(9104)は、陸運の鉄道会社や空運の会社と同じ1628にまとまっています。海運株の動きは、運賃や景気の影響が大きく、鉄道とは違う動きになることがあります
- 保険業は「金融(除く銀行)」に入ります。 東京海上ホールディングス(8766)のような損害保険の会社も、証券会社やカード会社と同じ1632です

ある会社が33業種のどれに入っているかは、JPX総研が公表している上場会社の一覧や、証券会社の銘柄のページで確かめられます。業種の分け方は見直されることがあるので、気になるときは公表元で最新を確かめてください。
米国のセクター(GICS)とは、分け方が違う
33業種も17業種も、日本の分け方です。米国のセクターETF(XLKなど)が使うGICSの11セクターとは、分け方の考え方が違います。同じ会社が日米で違う箱に入る理由は、「同じ会社が、日米で違う業種に入るのはなぜですか?」に書いています。17業種と11セクターのつながりは、対応表にまとめています。
私はこう見ています
ニュースで33業種の騰落率を見たら、この表で17業種に読みかえてから、対応表の行を見ています。33業種の上位に「海運業」が来た週は1628、「鉱業」が来た週は1618の行、という見方です。33業種のほうが細かいので、17業種のETFがなぜ動いたのかを確かめるときにも使えます。
セクターを選んだあと、いつ入るかはテクニカル分析のチャートで見ます。チャートの見方は、姉妹サイト nyanvest の教科書「日足・週足・月足の使い分け」にまとめています。