今週のセクター 2026年11月 第1週
東証のNEXT FUNDS 17本の、この週の値動きの大きさを並べた図です。数値は載せていません。
上がった3業種は自動車・輸送機、不動産、小売でした。自動車・輸送機では、トヨタ自動車(7203)が今期の利益見通しを上方修正し、自社株買いの拡大も示して株価が急伸しました。原油の急落を受けてタイヤ株にも買いが入ったと伝えられました。不動産は、米中間選挙での民主党の勝利で金利低下の思惑が広がり、不動産株が軒並み高くなりました。小売では、半導体株から資金が移るなか、ファーストリテイリング(9983)の株価が4カ月ぶりの高値をつけました。
下がった3業種は、下げの大きい順にエネルギー資源、鉄鋼・非鉄、電機・精密でした。エネルギー資源は、米国とイランの交渉進展への期待から原油先物が下がり、INPEX(1605)や石油資源開発(1662)、ENEOSホールディングス(5020)が売られました。電機・精密は、民主党が上下両院の多数派を奪還したことで、AIデータセンターの建設規制が強まりAI関連投資が減速するとの懸念が広がり、6日にアドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)、キオクシアホールディングス(285A)に売りが集中しました。
6日夜に発表された米国の10月の雇用統計は、失業率が4.1%と9月の4.2%から下がり、非農業部門の雇用者数は前月比で16.5万人増と、9月の6.0万人増から伸びが広がりました。ドル円は、6日のニューヨーク市場で158円58銭まで上がりました。
この週は17業種のうち14業種が下がり、上がったのは3業種だけでした。日経平均は6日に5日続落となり、下げ幅は終値として過去3番目の大きさでした。先週上位だったエネルギー資源は今週は最も下げ、電機・精密は2週続けて、鉄鋼・非鉄は5週続けて下位に入りました。
来週は、10日(火)の夜10時30分(日本時間)に米国の10月の消費者物価指数(CPI)が発表され、11日(水)の朝7時(日本時間)には米国でCoreWeave(CRWV)の決算説明会があります。国内では、三菱地所(8802)が9日、住友金属鉱山(5713)が10日、INPEX(1605)が12日に決算発表を予定しています。きっかけごとの業種の並びは、順路のページにまとめています。
この週の業種を、米国のセクターで見ると
このサイトでは、東証の17業種(TOPIX-17)のそれぞれに、中身の近い米国のセクターETFを対応させています。 この週に上がった業種と下がった業種を、米国のセクターに置きかえると、次のようになります。 米国の同じセクターのチャートと見比べると、その業種の動きが日本だけのものだったのか、米国でも同じ向きだったのかを確かめられます。
◎は中身がほぼ同じ、○はおおむね対応、△は名前は同じでも中身が違う組み合わせです(対応表と同じ印)。- ↑1位 自動車・輸送機(1622):米国では一般消費財(XLY・VCR)。 対応の近さは△(名前は同じでも中身が違う)。トヨタ一社で指数の半分近く。
- ↑2位 不動産(1633):米国では不動産(XLRE・VNQ)。 対応の近さは△(名前は同じでも中身が違う)。開発会社 vs REIT。
- ↑3位 小売(1630):米国では一般消費財(XLY・XLP・VCR)。 対応の近さは△(名前は同じでも中身が違う)。XLYとXLPの中間。
- ↓1位 エネルギー資源(1618):米国ではエネルギー(XLE・VDE)。 対応の近さは◎(中身がほぼ同じ)。
- ↓2位 鉄鋼・非鉄(1623):米国では素材(XLB・VAW)。 対応の近さは△(名前は同じでも中身が違う)。上位は電線、XLBは化学中心。
- ↓3位 電機・精密(1625):米国では情報技術(XLK・VGT)。 対応の近さは△(名前は同じでも中身が違う)。XLKの日本版ではない。
△の業種は、日本と米国で中に入っている会社の顔ぶれが違うので、同じセクターでも動きがずれることがあります。 業種ごとのくわしい違いは、それぞれの業種のページと対応表にまとめています。
このページの順位について
順位は、東証のNEXT FUNDS 17本(1617〜1633)の、この週の値動きの大きさの順です。何%動いたか(騰落率)は載せていません。 上がった業種・下がった業種は、その週に起きたことの記録で、次の週の動きを示すものではありません。
1位のETFはTradingViewで、2位・3位はこのサイトのETFのページでチャートを見られます。
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