いちばん大きいのは情報技術で、S&P500の4割近くを占めています。次が金融で1割強、ヘルスケアが1割弱です。残りの8セクターを合わせて、4割ほどになります(S&P Dow Jones Indices、2026年8月末時点)。
割合を図にすると?
S&P500全体を100とした帯で並べると、情報技術の大きさが目立ちます。1つのセクターで4割近くを占めているのが、いまのS&P500の形です。

割合は株価で毎日変わります。最新の数字は、S&P Dow Jones Indicesのサイトの、S&P500のページで見られます。
なぜ、情報技術がこんなに大きいのですか?
S&P500は、会社の大きさ(時価総額)で重みをつけた指数です。情報技術には、エヌビディア(NVDA)、アップル(AAPL)、マイクロソフト(MSFT)のように、時価総額がとても大きい会社が集まっているので、セクター全体の割合も大きくなります。
この3社は、XLK(米国・情報技術)の上位でもあります。XLK(米国・情報技術)の上位10社の顔ぶれと比率は、XLKのページに表で載せています。大きい会社ほど比率が大きくなる作りは「時価総額加重とは何ですか?」に書いています。
TOPIXとは、分け方がどう違いますか?
S&P500は、GICS(S&PとMSCIが作った分類)で11セクターに分けます。TOPIXは、東証33業種をまとめた17業種で分けます。銀行は、S&P500では保険や決済の会社と一緒に「金融」に入り、TOPIXの17業種では「銀行」だけで1つの業種です。

TOPIXの中の17業種の割合は「TOPIXの中の17業種の割合は、どう決まりますか?どこで見られますか?」に、決まり方と確かめ方を書いています。
割合が大きいと、何が起きますか?
割合が大きいセクターが動くと、S&P500全体も同じ向きに動きやすくなります。S&P500が上がっていても、実は情報技術だけが上がっていて、ほかのセクターは下がっている、ということも起きます。

そのため、セクターの強さを見るときは、S&P500の上がり下がりだけでなく、11本のセクターETFを並べて見るほうが、中で何が起きているかがわかります。会社の大きさに関係なく同じ重さで持つ指数については「均等加重のセクターETF(RSPなど)とは何ですか?」に書いています。
チャートで見る
S&P500(SPX)とXLK(米国・情報技術)の週足を、左端を0%として並べたものです。情報技術の割合が大きいので、S&P500もXLKと同じ向きに動く時期が多いことがわかります。

このチャートをTradingViewで開く:S&P500(SPX)・XLK(米国・情報技術)(紹介リンクです)
私はこう見ています
私は、S&P500のチャートを見るときに、XLKのチャートを横に並べています。2本がほとんど同じ形のときは、S&P500の動きは情報技術の話だと読み、ほかのセクターを別に見るようにしています。
セクターを選んだあと、いつ入るかはテクニカル分析のチャートで見ます。チャートの見方は、姉妹サイト nyanvest の教科書「全体相場の見方」にまとめています。