純資産総額は、ETFが持っている株や現金を、ぜんぶ足したものです。ETFの「大きさ」を表す数字で、運用会社のページに載っています。小さいETFは、運用を続ける費用をまかないにくく、繰上償還(予定より早く運用を終えること)になりやすいことがあります。
純資産総額は、どう決まりますか?
1口あたりの中身の値打ち(基準価額)に、出ている口数を掛けたものです。中の株が値上がりすれば大きくなり、ETFを解約する人が多ければ小さくなります。

このサイトでは、純資産総額の数字は載せていません。最新の数字は、ETFのページからリンクしている運用会社の公式ページで見られます。基準価額のことは「基準価額とインディカティブNAV(iNAV)は何が違いますか?」に書いています。
小さいETFでは、何が起きやすいですか?
1つめは、費用をまかないにくいことです。ETFを続けるには、指数を使う費用や管理の費用がかかります。純資産が小さいと、その費用の割合が重くなります。
2つめは、繰上償還になりやすいことです。運用会社は、口数が一定より少ない状態が続いたときなどに、運用を終えられる決まりを持っていることがあります。条件はETFごとに、約款(ETFの決まりを書いた書類)に書かれています。

3つめは、売り買いが少ないことがあることです。ただ、純資産が小さくても、マーケットメイカーが注文を出していて、売り買いしやすいETFもあります。このしくみは「ETFのマーケットメイカーとは何ですか?」に書いています。
繰上償還になると、どうなりますか?
繰上償還が決まると、そのETFは上場廃止になります。上場廃止の日までは取引所で売れ、売らずに持っていれば、運用を終えるときの中身の値打ちに応じたお金が支払われます。くわしくは「ETFの繰上償還とは何ですか?」にまとめています。
買う前に、何を見ればいいですか?
1つめは、純資産の推移です。増えているか、減り続けていないかを見ます。2つめは、売買代金とスプレッドです。17業種ETFは「ETFの売買のしやすさ一覧」で比べられます。3つめは、繰上償還の条件です。約款は運用会社のページで見られます。

スプレッドの読み方は「スプレッドとbpsはどう読みますか?」に書いています。
私はこう見ています
私は、新しく上場したテーマ型のETFを見るときに、まず純資産が増えているかを確かめています。中身がよくても、続かなければ持ち続けられないからです。17業種ETFのように長く続いているETFでも、年に1回は純資産の推移を見るようにしています。
セクターを選んだあと、いつ入るかはテクニカル分析のチャートで見ます。チャートの見方は、姉妹サイト nyanvest の教科書「日足・週足・月足の使い分け」にまとめています。