スプレッドは、板に並んでいる「いちばん安い売りの値段」と「いちばん高い買いの値段」のあいだの差です。bps(ベーシスポイント)は、0.01%を1とする単位で、10bpsなら0.1%、100bpsなら1%です。ETFのスプレッドは、値段に対する割合をbpsで表すことがよくあります。
スプレッドは、板のどこを見ますか?
板には、売りたい人の注文(売り気配)と、買いたい人の注文(買い気配)が、値段ごとに並んでいます。そのうち、いちばん安い売りと、いちばん高い買いのあいだの「すき間」がスプレッドです。

すぐに買いたいときは売り気配の値段で、すぐに売りたいときは買い気配の値段で、売り買いが決まりやすくなります。
bpsは、どう読みますか?
bpsの数字を100で割ると、%になります。1bpsは0.01%、10bpsは0.1%、100bpsは1%です。金額にすると、1万円に対して1bpsは1円です。

bpsは、金利のニュースでも使われます。「0.25%の利上げ」は「25bpsの利上げ」と同じ意味です。
スプレッドをbpsにすると、何がわかりますか?
値段の違うETFどうしを、同じ物差しで比べられます。たとえば、1,000円のETFでスプレッドが1円なら0.1%、つまり10bpsです。10,000円のETFでスプレッドが1円なら、1bpsです。同じ1円の差でも、値段に対する重さが違います。
スプレッドは、なぜ大事なのですか?
買ってすぐ売ると、値段が動いていなくても、スプレッドの分だけ減るからです。スプレッドは、売り買いのたびにかかる手間賃のようなものです。

スプレッドが広いETFでは、値段を指定しない注文だと、思ったより不利な値段で決まることがあります。注文の出し方は「指値と成行、ETFではどちらで注文しますか?」に、スプレッドを狭く保つしくみは「ETFのマーケットメイカーとは何ですか?」に書いています。17業種ETFのスプレッドは「ETFの売買のしやすさ一覧」でbpsで比べられます。
私はこう見ています
私は、ETFを比べるときに、信託報酬と一緒にスプレッドも見ています。短い期間で入れ替えるつもりなら、毎年の信託報酬より、売り買いのたびのスプレッドのほうが重くなることがあるからです。
セクターを選んだあと、いつ入るかはテクニカル分析のチャートで見ます。チャートの見方は、姉妹サイト nyanvest の教科書「出来高とは?」にまとめています。