業種ETFの中の会社は、もとになる指数が見直されたときに入れ替わります。TOPIXは年1回、10月の最終営業日に構成する会社を見直す定期入替があり、浮動株比率の見直しが年4回あります。S&P500は、3・6・9・12月の第3金曜の取引が終わったあとに、四半期ごとの見直しが効きます。
指数の見直しから、ETFの入れ替えまでは?
ETFは、指数に合わせて動くように作られています。自分で会社を選ぶのではなく、指数の中身が変わると、それに合わせて売り買いします。

入る会社と出る会社は、前もって発表されます。そのため、見直しの日には、ETFや指数に合わせて運用するお金の売り買いが集まりやすくなります。
TOPIXとS&P500では、時期がどう違いますか?
TOPIXは、2026年10月から、年1回の定期入替が始まりました。8月の最終営業日を基準に判定し、10月の最終営業日に入れ替えます。浮動株比率(市場で売り買いされうる株の割合)の見直しは、会社の決算の時期に合わせて、1・4・7・10月の年4回です(JPX、2026年11月時点)。

S&P500は、四半期ごとに、3・6・9・12月の第3金曜の取引のあとに見直しが効きます(S&P Dow Jones Indices)。XLK(米国・情報技術)のような米国のセクターETFのもとになるセレクト・セクター指数も、S&P500の会社から作られているので、S&P500の入れ替えの影響を受けます。
見直しの日のほかにも、入れ替わりますか?
入れ替わります。上場の廃止や合併などがあると、その都度、指数から外れたり、入れ替わったりします。米国では、GICSの分類が見直されて、会社が別のセクターに移ることもあります(「GICSの見直しで、米国のセクターはどう変わりましたか?」)。
17業種ETFは、TOPIXの会社を業種で分けた指数に連動するので、TOPIXの入れ替えと同じ時期に中身が変わります。業種の分け方は「TOPIX-17とは?」に書いています。
入れ替えは、ETFの成績に影響しますか?
入れ替えの売り買いには、手数料や、売り買いの値段の差がかかります。これが、ETFの値動きが指数から少しずれる原因の1つになります。ずれの話は「トラッキングエラー(指数とのずれ)とは何ですか?」に書いています。
私はこう見ています
私は、10月の最終営業日と、3・6・9・12月の第3金曜を、カレンダーに入れておくようにしています。その日の出来高が急に増えても、業種の強さが変わった合図ではなく、入れ替えの売り買いかもしれない、と読めるからです。
セクターを選んだあと、いつ入るかはテクニカル分析のチャートで見ます。チャートの見方は、姉妹サイト nyanvest の教科書「出来高とは?」にまとめています。